スマートフォンやタブレット、ワイヤレスイヤホンはもちろん、電熱グローブや冷感ベストなどでも活躍するモバイルバッテリー。
外出先での充電に欠かせない便利なアイテムですが、選び方や使い方を間違えると発火や劣化といったトラブルの原因にもなります。
この記事では、モバイルバッテリーを電熱ウェアや冷感アイテムにも安心して使うためのポイントを含め、正しい選び方・安全な使い方・買い替えのタイミングまでをまとめで解説します。
モバイルバッテリーに使われている電池は?
モバイルバッテリーに使われている主な電池は「リチウムイオン電池」です。
リチウムイオン電池は、リチウムイオンが負極から正極に移動して放電し、逆に充電時には正極から負極に戻る仕組みで、これにより電気を蓄えたり使ったりしています。
リチウムイオン電池は、ほかの電池に比べて大きな電力を蓄えられます。しかし、使い方を間違えると
発火などのトラブルに繋がります。正しい使い方を知ることが大切です。
◎ モバイルバッテリーの選び方(用途別)
モバイルバッテリーを選ぶ際は、用途に合わせて容量や機能を選ぶことでより快適で安全に使用できます。
用途 |
おすすめ容量(mAh) |
特徴・必要な機能 |
スマートフォン1台の充電用 |
5,000~10,000 |
軽量・薄型、USB-A対応 |
複数台充電・1泊旅行用 |
10,000~15,000 |
複数ポート、急速充電(PD/QC) |
電熱グローブ・冷感ベスト用 |
20,000~30,000 |
大容量、長時間駆動、USB-C PD対応 |
ノートPCやゲーム機用 |
20,000以上(最大100Wh) |
高出力(30~60W以上)、USB-C必須 |
利用シーンに合わせた選び方をすることで、充電切れの心配を減らし、安全に長く使うことができます。
◎ 買い替えのタイミング
- フル充電しても持ちが悪い:明らかに充電回数が減ってきたら交換時期。
- 膨らんできた:内部劣化やガス発生の兆候で危険。
- 充電・放電が不安定:ケーブルや接続機器に関係なく異常があれば注意。
- 2~3年が目安:一般的な寿命は2~3年程度。
※次のような症状が出ていたら、モバイルバッテリーの買い替えを検討しましょう。

赤い電池マークや膨らみが見えたら危険信号!
安全のためにも、早めの買い替えがおすすめです。